どうもこんにちは。お散歩する主夫です。
「部屋を片付けたい」「物を減らしたい」と思って断捨離に挑戦したことがある人は多いと思う。
でも、こんな経験はないだろうか。
気合を入れて物を捨てる。部屋がスッキリする。
なんだか寂しくなる。足りないものを買い足す。気づいたら元通り。
私もかつてはこのループにハマっていた。何度も物を捨てては買い直し、理想の部屋に近づくどころか出費だけが増えていった。
これは断捨離のやり方そのものが間違っている。
そもそも断捨離は、自分の理想の部屋に近づくためのツールだ。断捨離をして終わりということはない。断捨離のその先がある。
考え方を一つ変えたら、断捨離がうまく回り始めた。物が減り、部屋に余白が生まれ、生活が明らかに楽になった。
この記事では、その考え方と正しい順番について書いていく。
断捨離がうまくいかない本当の理由
多くの人が断捨離をこう考えている。
「いらないものを捨てれば部屋は綺麗になる」
間違ってはいない。しかしこれだけでは不十分だ。
なぜなら「いらないもの」を選ぶとき、人はほとんどの物に対して「まだ使えるかも」と思ってしまうからだ。
結果、大して物は減らず、頑張った割に部屋は変わらない。
あるいは勢いで大量に捨てて、スッキリはしたものの殺風景になった部屋を見て不安になる。寂しさを埋めるようにまた物を買い、結局振り出しに戻る。
この負のループの原因は、正しい順番を踏んでいないことにある。
断捨離は単なる「捨てる作業」ではない。
理想の部屋に至るまでのプロジェクトだ。
設計図なしに家を建てないのと同じで、断捨離にも正しい手順がある。
私が実際にやった順番はこうだ。
① 床に物を置かないルールを作る(前回の記事で書いた)
② 「残すもの」を選び、それ以外を手放す ← 今ここ
③ 物が減り、収納が減り、部屋に余白が生まれる
④ 余白を見ながら理想のレイアウトを考える
⑤ 本当に欲しい家具だけを迎え入れる
この順番を飛ばして、いきなり④や⑤をやると失敗する。新しい家具を買って古いものを捨てても、結局「なんか違う」が繰り返されるだけだ。
【要加筆:前回の記事(床に物を置かない)への内部リンクを入れてください】
「何を捨てるか」ではなく「何を残すか」で選べ
断捨離で一番迷うのは「これ、捨てていいのかな」という判断だ。
捨てるかどうかで悩むから手が止まる。1つ1つ悩んでいたら日が暮れる。
発想を逆にする。
捨てるものを探すのではなく、残すものを選ぶ。
自分が本当に気に入っているもの、確実に使うものだけを選抜する。選ばれなかったものは、全部手放す。
これだけで判断のスピードが一気に上がる。
「捨てるもの探し」は迷いの連続だが、「残すもの選び」は自分の好みと向き合う作業だ。好きかどうか、使うかどうか。基準はシンプルでいい。
手放したものでまた欲しくなれば、もう一度ショッピングを楽しめばいい。
そう考えれば気持ちも軽くなるだろう。
しかも、残せなかった服もただ捨てるわけではない。
売ればお金に変わるかもしれない。
まず服から手をつけろ
物を減らすとき、最初に手をつけるべきは服だ。
理由は単純で、一番量が多く、判断しやすいからだ。
基準はこの2つ。
1年以上着ていない服はアウト。シミやほつれがある服もアウト。
これだけで相当な量が減る。
そのうえで「残す服」を選抜する。
私の場合、大物たちはこうなった。
・ヘビーアウター:3着 → 1着
・ライトアウター:1着だけ残す
・ワイシャツ:好きなものを3着
・パンツ:黒のディッキーズとキレイめ用のスラックスだけ。ジーパンは全て手放した
・カバン・リュック:仕事用1つ、プライベート用2つ
収納が驚くほど洗練された。
残った服だけのクローゼットを見てほしい。朝の服選びに迷う時間がなくなる。
全部気に入っているものだから、どれを選んでも正解だ。
迷ったら、捨てるかどうかではなく「これは1軍か?」と自分に聞く。
1軍じゃないなら手放す。
セカンドストリートやメルカリに出せば多少の回収にはなる。
本は「本棚に収まる分だけ」がルール
次に手をつけるのは本だ。
本は「いつか読むかも」が一番発動しやすいジャンルだから、明確な基準が必要になる。
私が決めたルールは「本棚に収まる分だけ持つ」。これだけだ。
というより、「理想の本棚」を作る作業だと考えてほしい。
棚に入る量を先に決めて、そこに入る本だけを残す。
棚からあふれる分は手放す。自分にとって必要な、必ずまた読む本だけ残す。
床に積み上げたまま読んでいない参考書や、読了済みでもう開かない本は思い切ってブックオフに持っていった。
ちなみに私の場合は7冊ほど持っていって1,000円前後。
査定中に新たな面白い本との出会いがあり、その場で一冊自分へのご褒美に買った。
本棚の容量という物理的な制限をルールにすると、迷いが消える。「棚に入らない=持たない」。判断基準が棚の余白に委ねられるからだ。
迷ったものはどうする?
とはいえ、どうしても迷うものは出てくる。
私も迷った。買ったばかりの本、高かったアウター、これから着るかもしれない服。
しかし、迷ったときに効く魔法は存在しない。
物の一つ一つと向き合い、思い出を振り返り、対話する。
10分でもその物に触れて考えれば、手放すべきかどうかは自分自身で判断できるはずだ。
ここは断捨離の中でも唯一、迷っていい場所だ。
なぜなら、その対話の中で逆に愛着が深まるものが見つかることがある。
それが次のインテリアや服選びの軸になる可能性があるからだ。
ただし、自分に嘘はつかないでほしい。どんなに思い出深い品でも、商品であればまた購入できる。
よく考えて、後悔の少ない判断ができることを願っている。
物が減ると部屋に「余白」が生まれる
服と本を中心に「残すもの選び」を進めていくと、目に見えて物が減ってくる。
前回の記事で紹介したシルバーラックも、中身が減れば棚自体が不要になる。1台、また1台と部屋から消えていく。
シルバーラックが減った場所には何もない。その「何もない」が大事だ。
この余白があることで、部屋を見渡したとき「ここに何を置こうか」と初めて前向きに考えられるようになる。
ダイニングテーブルなど大型家具の移動動線が開通したり、レイアウトの自由度が一気に上がるのだ。
ここまで来て初めて、理想の部屋づくりがスタートする。
物を減らす前に家具を買い替えても、土台ができていないからうまくいかない。
床を整え、物を厳選し、余白を作る。
この順番があるからこそ、次のステップに自信を持って進める。
部屋の各所にあったシルバーラックたちがみるみるうちに減っていく。このシリーズにおいて、断捨離はある意味シルバーラックを減らす作業と言っていいだろう。
余談だが、シルバーラックの解体は地味に楽しいので、ぜひ物を減らして挑戦してほしい。
まとめ|断捨離は「捨てる」が目的じゃない
断捨離は物を捨てることが目的ではない。理想の暮らしに近づくための手順だ。
やることはシンプル。
まず「残すもの」を決める。
服は1軍だけ、本は本棚に入る分だけ。選ばれなかったものは手放す。
物が減れば部屋に余白が生まれる。余白が生まれれば、理想の部屋を描けるようになる。
順番を間違えなければ、断捨離は失敗しない。
次回は、余白が生まれた部屋で「理想のレイアウトをどう考えるか」について書いていく。
ここまでよく頑張った。
あの頃と比べて部屋はだいぶ殺風景になっただろう。
安心してほしい、これからが一番楽しいところだ。


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