どうもこんにちは。お散歩する主夫です。
春になり、寒さも和らいだ今日この頃。
毎年この季節になると、自転車に乗りたくなる。
学生時代はよくチャリ旅を楽しんだものだ。
令和の時代はなんと、自分の自転車がなくてもチャリ旅を楽しむことができる。
というわけで今回は、近所に設置されたことで認知した「LUUP」の電動自転車を使い、亀有から柴又まで走ってみた。
料金・使い方・他社との比較も含め、散歩好きの視点から本音で書いていく。
LUUPといえばキックスクーター。でも自転車がある。
LUUPといえばキックスクーターを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
街中でたまに見かけるあれだ。
実は、LUUPには電動アシスト自転車がある。
そして個人的には、断然こちらをすすめたい。
LUUPは、スマホ1本でポートから電動マイクロモビリティを借りて好きな場所に返せるシェアリングサービスだ。
2020年のサービス開始以来、全国に急拡大。
ポート数は1万2,000カ所以上、車両台数は3万台を超えている。東京都内は渋谷・目黒・新宿・北区・足立区など、23区のほとんどに展開済みだ。

なぜキックスクーターではなく電動自転車なのか
あくまで個人的な感覚だが、キックスクーターは正直、怖い。
立ったまま車道を走るのは、乗り慣れていない人間にはリスクが高い。
交通量の多い大通りで横をビュンビュン車が通る中、小さなタイヤで走るのは精神的に消耗する。
実際に「危ない」「車道を走るのが怖い」という声はネット上にも多い。
一方、電動自転車はサドルにまたがって漕ぐだけでいい。
子どもの頃から乗り慣れた感覚そのままで使える。
坂道でも少し漕ぐだけでグイグイ進む。
散歩の延長線上に置ける乗り物として、電動自転車の方が圧倒的にハードルが低い。
キックスクーターに乗り慣れていない人、交通量の多い道が苦手な人には、迷わず電動自転車を選んでほしい。
電動自転車は年齢確認書類もテストも不要で、アプリ登録後すぐに乗れる点も大きい。
LUUPの電動自転車、スペックと乗り心地
LUUPの電動自転車は「LUUP Cycle Lite」という自社開発モデルだ。日本最小クラスの設計で、アシスト力は強め。最高速度を抑えつつ、坂道でも楽に進めるようチューニングされている。
走行時の平均速度は15〜20km/h前後。24km/hを超えるとアシストが切れる仕組みになっている。つまり、軽快に走りたい人向けではなく、街をゆっくり流したい人にちょうどいい設計だ。
機体の特徴をまとめるとこうなる。
- ハンドルにスマホホルダー付き(ナビを見ながら走れる)
- 前カゴ付き(小さめだが手荷物を入れられる)
- サドルの高さは乗る前に調節可能
- バッテリー残量はアプリで確認できる
カゴは他社のシェアサイクルと比べると小ぶりだ。
コンビニで買ったペットボトル1本と財布くらいなら入る。
大きな荷物がある日はリュックやショルダーバッグを合わせた方がいい。
散歩との相性という意味では、むしろそれくらいの身軽さがちょうどいい。
料金と他社比較|LUUPは高いのか
料金体系
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本料金 | 50円(税込) |
| 時間料金(東京・大阪) | 1分あたり20円 |
| 時間料金(その他地域) | 1分あたり15円 |
| サブスクプラン | 月額980円で30分200円 |
亀有〜柴又のような10〜15分程度のライドなら、250〜350円程度で収まる計算だ。
※料金は地域・時期によって変更になる場合がある。最新情報はLUUP公式のご利用料金ページで確認してほしい。
他社との比較(東京エリア・30分)
| サービス | 30分の料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| LUUP | 約450円 | 高密度ポート・乗り捨て自由 |
| ドコモバイクシェア | 165円 | ポート数多い・カゴあり・安定感 |
| ハローサイクリング | 130円 | 最安・PayPay対応・エリア広い |
料金だけ見ると、LUUPは高い。これは正直に認める。
ただ、LUUPの強みは料金ではなく「ポートの密度」と「乗り捨ての自由度」にある。返却先はライド中にいつでも変更できるので、気分次第でルートを変えながら散策するのに向いている。
他社は料金が安い反面、都心から少し外れるとポートが減り、返却場所を探すのに手間取ることがある。
散歩的な使い方——「どこまで行くか決めずに乗って、気になった場所で降りる」——をするなら、LUUPの自由度は他社より上だ。
また、支払いはクレジットカードのみ。
現在PayPay等のQRコード決済には対応していないので、登録前に確認しておくこと。
※VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners・DISCOVER対応。一部のデビット・プリペイドカードは非対応の場合あり。
使い方|4ステップで乗れる
STEP 1:アプリでポートを探す
マップ上の緑色のピンがポートだ。
タップすると車両の種類とバッテリー残量が確認できる。
バッテリーが少ない機体は避けた方が無難。
予約は10分でキャンセルされるので、ポートに近づいてから予約するのが現実的だ。
STEP 2:QRコードをスキャンしてロック解除
ポートに着いたら、アプリのカメラで機体のQRコードを読み取る。
このとき返却先ポートも事前に選択する必要がある。
ライド中に変更できるので、とりあえず近くのポートを選んでおけばいい。Bluetoothをオンにしておくと自動検知されることもある。
STEP 3:ライド開始
出発。返却先はライド中いつでもアプリから変更できる。
STEP 4:返却・決済
目的のポートに停め、アプリで駐輪写真を撮影して送信。
自動決済されてライド終了だ。
初めて使った時、「何これ簡単すぎる」と思った。
事前に構えすぎていたのかもしれない。一度やれば次からはスムーズだ。
亀有から柴又へ|LUUPで走ってみた
実はLUUPを使うのはこれで2〜3度目だ。
最初はアプリの操作に少し手間取ったが、今は慣れてサクッと乗れるようになった。
春の昼過ぎ、亀有のポートから電動自転車をピックアップして柴又方面へ出発した。
普通に歩くと30分以上かかる距離でも、電動自転車なら10〜15分程度でサクッと移動できる。
しかし、ここで重要なのは「早く着く」ことが目的ではないという点だ。
LUUPで走ると、電車では通り過ぎてしまう景色の中を走れる。
駅と駅の間にある何でもない路地、川沿いの静かな道、地元の人しか知らない抜け道。
そういう場所を自分のペースで流せるのが、散歩好きとしてはたまらない。
途中、橋を渡った。川の上から眺める景色が想像以上によかった。

桜が咲いていれば川沿いは特に美しい。歩きだとゆっくり見られる反面、移動に時間がかかる。自転車だとちょうどいいスピードで景色を流せる。止まりたければいつでも止まれる。これが自転車散歩の気持ちよさだ。
川沿いを走り、桜並木の小道に入った。

こういう道は、電車では絶対に通らない。徒歩だと「わざわざ遠回りする」ことになる。でも自転車ならそれが苦にならない。むしろ、遠回りすること自体が楽しみになる。
柴又に着いたら、LUUPを返却して歩いた。
「この辺りも散歩したいけど少し遠いなぁ」そんな時に大活躍してくれた。
亀有〜柴又のルートは距離にして3〜4km程度。LUUPで走ると15分もかからない。帰りは徒歩で別ルートを歩いて帰るのもいい。往復でも500円以下で収まる。
注意点・デメリット|正直に書く
いいことばかり書いても仕方ないので、気になった点も書いておく。
カゴは小さい。
カゴはついているが、かなりコンパクトだ。大きな荷物がある日は向いていない。散歩ならリュックかショルダーバッグで十分だが、買い物ついでに使いたい場合は注意が必要だ。
バッテリー残量は必ず確認。
アプリでバッテリー残量を確認してから乗ることができる。残量が少ない機体を選ぶと途中で切れる可能性がある。切れると電動アシストが消えて、タイヤが小さい重い鉄の塊になる。必ず出発前に確認してほしい。
料金は他社より高め。
30分以上乗るなら、ドコモバイクシェアやハローサイクリングの方が安い。LUUPは「短距離をサクッと乗り継ぐ」または「散策しながら乗り捨てる」使い方に向いている。長距離移動には不向きだ。
ポートは都心集中。
足立区や葛飾区にもポートはあるが、都心ほど密度は高くない。出発前にアプリでポートの場所を確認しておくこと。返却できる場所が少ないと、目的地まで変更を余儀なくされることがある。
2026年4月から自転車にも青切符が適用された。
交通ルール違反には反則金が課されるようになった。車道の左側走行・信号遵守・二段階右折は徹底してほしい。知らなかったでは済まされない時代になった。
ポート以外への返却は厳禁。
指定場所以外への返却は3万円、駐停車禁止区域では5万円の違約金が発生する。
初心者が一番やりがちなミスなので頭に入れておいてほしい。
まとめ|LUUPは「街の奥へ進む」散歩ツールだ
LUUPの電動自転車は、移動手段というより「散歩の行動半径を広げるツール」として使うのが正解だと思っている。
電車では素通りする街の中を、自分のペースで走る。
駅から離れた川沿いの道、桜が咲く静かな小道、下町の空気が漂う路地。
そういう景色に出会えるのがLUUPの本当の価値だ。
キックスクーターが怖いと感じていた人にこそ、電動自転車タイプを試してほしい。
登録したその日から乗れる。難しい操作は何もない。
私はLUUPを「タクシーよりちょっと安くて、歩くより楽しい移動手段」として使っている。
物価高の昨今、移動にもコストを意識するようになった。
こういうサービスを日常にうまく取り入れると、休日の行動範囲がぐっと広がる。
まずは行き先を決めずに乗ってみてくれ。
電動アシストの推進力に驚きながら、気づいたら知らない路地に入っている。それがLUUPの正しい使い方だと思う。


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